
飲食店とネズミは深刻な問題。普段は目にしないと思っていてもネズミは何処にでもいます。そして一度入った店舗では、何度も現れて悪さをします。
開業した当初は、まさかネズミ被害なんて遭わないだろうと高を括っていると、夜な夜な侵入されて厨房を走り回るかも知れません。当サイトでは飲食店のネズミ駆除。そして料金や見積もり方法について解説をします。
お急ぎの人の為にオススメのネズミ駆除業者を紹介します。下記で紹介するのは飲食店でのネズミ駆除実績の高い業者ばかりを選定しています。
飲食店のネズミ駆除をする場合、重要なのは「駆除の相場」理解すること。やはり仕事なので料金などを含めた見積もりはシッカリ取りたいところ。その場合は複数の業者にメールで「相談・依頼」を出して比較すれば、大凡の相場が理解できます。最初に電話をすると断りづらくなる事があるので注意しましょう。
「駆除ザウルス」は、メディアも注目するサービスを展開している害獣駆除専門業者。飲食店などの店舗は1つ1つ構造が違い、ネズミの侵入ルートも様々。そんな場合に重要視されるのが実績です。駆除ザウルスは創業18年の実績があり、最長10年の保証があるので非常に安心感があります。
相談 | 現地調査 | 見積もり | 保証 |
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無料 | 無料 | 無料 | 最長10年 |
関東圏に限りますが「ラッター」も非常に優秀なネズミ駆除業者。期間限定のキャンペーンを展開している事も多く、安価でネズミ駆除ができる業者として有名です。
相談 | 現地調査 | 見積もり | 保証 |
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無料 | 無料 | 無料 | 最長5年 |
全国展開で害獣の駆除をしてくれる「害獣退治屋さん」。最近のネズミ被害について警鐘を鳴らしており、最長10年の保証も人気です。
相談 | 現地調査 | 見積もり | 保証 |
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無料 | 無料 | 無料 | 最長10年 |
ネズミ駆除業者を選ぶ場合、最も重要視したいのが「実績」です。そもそも住宅や店舗は1つ1つ状況が違い、ネズミの侵入ルートなどの特定は「実績」がモノを言います。料金が安いけど不慣れな業者に頼んでしまうと、侵入ルートを特定できなかったり、目に見えるネズミだけを駆除します。その為、ネズミ駆除業者は「実績=信頼」という図式になります。
ネズミ駆除で大切なことが「保障の有無」。例えば、業者に依頼して駆除したはずなのに、半年も経たないうちに再度ネズミ被害が出るなんて事はありがちです。
ネズミは外から店舗内に侵入しますが、最初に駆除した時とは別ルートを使って侵入するなんて当たり前のように起こります。そんな時に重要なのが「保障の有無」。優良な業者であれば「5~10年」の長期保証を謳っています。
ネズミ駆除の業者選定で大切なのは「料金の安さ」ではなく「適正料金」であるか否か。
ネズミ駆除の料金は「ハッキリいってピンキリ」。業者のホームページには「最低料金」を提示している場合もありますが、店の大きさ・駆除の難しさなどで料金が変わるので、見積もりを取った上でシッカリと業者を選ぶ必要があります。
あまり安い料金ばかり注目していると、すぐにネズミが出る環境に逆戻りするケースもあります。上記で紹介した「保障の有無」なども考慮して、納得できる料金を提示した業者を選んでみましょう。
ネズミ駆除業者は無数にあり、一体どの業者に頼めばいいのか正直分からないですよね?基本的に良い業者を選ぶポイントは「実績」。年間どのくらいネズミ駆除をしているのかなどの実績が多い業者を選んでください。
上記でも説明した通り、ネズミ駆除料金はピンキリ。その為、1つの業者に見積もり依頼をするのではなく、複数の業者に「相見積もり」を取って比較する必要があります。
ネズミは巧妙に店舗内に侵入してくる害獣。そのため十分な現地調査が必要な場合もあります。基本的に現地調査の料金は無料ですが、見積りなどを確かめるようにしてください。
ネズミ駆除業者は、必要な道具を揃えていますが、飲食店の規模や構造は様々。厨房なども1つとして同じではありません。そんな環境下で侵入ルートを特定したり、色々な作業を想定する為には現地調査が必須になる事を覚えておきましょう。
ネズミは食材を荒らすだけでなく、サルモネラ菌をはじめとした病原菌を持っており、糞などを介して食中毒を起こす危険性があります。また色々な物を食い荒らし、ゴキブリやダニなどの害虫も呼び寄せます。さらに「何でもかじる」習性があり、食品だけでなく電気コードがかじられることも。火事の原因にもなるので大変危険です。
飲食店でネズミが出た場合、保健所の立入検査の結果次第で営業停止になることがあります。店舗側でネズミの侵入に気が付いた場合はマシですが、飲食中の客にネズミの存在がバレると最悪の事態に発展するリスクがあります。
例えば、営業中の店にネズミが出たとして、お客がとる行動で怖いのが「写真を撮る」。その写真をSNSにアップロードされると、お店の評判が下がる被害が出ます。
ネズミ写真が拡散されると、保健所に通報する厄介な第三者もおり、最悪の場合は営業停止に追い込まれるリスクがあります。
ネズミは、色々な雑菌やサルモネラ菌を媒介させる厄介な害獣。例えば、かじられた野菜でサラダを提供した場合、食中毒被害の危険性が理解できると思います。
またネズミは何処にでも糞をします。糞が食材に混ざって客の口に入れば、食中毒のリスクも高まるので非常に危険です。仮に客が入院した場合は、賠償金が必要になる可能性もあります。
またネズミは何でもかじる事で、様々なトラブルや被害を引き起こしますが、その中でも怖いのが電気コードをかじられての家事。厨房には冷蔵庫を始めとした色々な電気器具が置かれています。
一般的にコードは差しっぱなしが基本なので、おそらくホコリも溜まっていることでしょう。そんな電気コードをかじられたら、火のない夜中に火事になる被害も理解しておきましょう。
飲食店に限りませんが、実際問題としてネズミが原因の家事は意外と多いのが特徴。特に火の無い場所からの出火は「ネズミ・漏電」が定番です。
次にネズミが「いるか・いない」は、どのように判断すればよいのかを紹介します。
自分の目でネズミを目撃した場合はスグに業者を手配することが出来ますが、知らない間に食材をかじられた跡がある場合などは、いつどこでかじられたのかなどハッキリしませんよね?
ネズミが侵入している場合「ラットサイン」という痕跡が残ります。部屋の天井・壁の隅のほか、小さな穴や隙間のあるところで見られます。
飲食店の場合、厨房にある冷蔵庫の裏、換気扇、シンク下、ガス管・排水管の隙間、ゴミ箱付近をチェックしてください。
ネズミは安全に移動できるルートを決めて行動する害獣。そのためネズミが通った後は「黒い足跡」がケモノ道のように残ります。この足跡は水平だけでなく垂直に付いている事もあるので、違和感を感じた場合は、ネズミが通ったラットサインかも知れません。
飲食店に住みつくネズミは「ドブネズミ」と「クマネズミ」です。ネズミの糞は「こげ茶色」で、大きさは「10mm~20mm」程度。米粒状の形をしており、一見するとスグに糞とわかるラットサインです。
特にクマネズミは、移動しながら糞をまき散らす習性があるので、あちこちに糞がある場合は「クマネズミ」の可能性が高くなります。
ネズミは「げっ歯目の動物」で、一生前歯が伸び続けるので何でもかじる習性があります。食材の保管庫、電気コード、柱、椅子やテーブルなどの家具に跡があればラットサインになります。
基本的にネズミは人の気配がなくなる夜に活動を始める夜行性。営業が終わり静かになった頃、壁や天井からパタパタという足音が聞こえたらラットサインかも知れません。
日本に生息するネズミを分類すると、民家を嫌って野外で生活する「野ネズミ」、そして民家に住みつく「家ネズミ」に分類することができます。
飲食店に侵入して悪さをするのは、主に家ネズミで「ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ」の3種類となります。
飲食店に侵入するネズミの種類 | ||
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ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ |
ドブネズミ | 別称:シチロウネズミ(七郎鼠)、ミゾネズミ(溝鼠)、ハトバネズミ(波止場鼠)、チャイロネズミ(茶色鼠)、ダイコクネズミ |
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分類 | 哺乳類 げっ歯目 ネズミ科 |
学名 | Rattus norvegicus |
ドブネズミは、下水道などに住み着き、飲食店などに侵入してくるネズミ。基本的に高所はあまり得意ではなく、地上付近で活動します。
クマネズミ | クマネズミ (熊鼠) タネズミ (田鼠) |
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分類 | 哺乳類 げっ歯目 ネズミ科 |
学名 | Rattus rattus |
クマネズミの成体は、上記ドブネズミより一回り小さく、高い場所に上るのが得意。天井裏などに住み着いて、夜な夜なバタバタするのはクマネズミである可能性が高い。
ハツカネズミ | 二十日鼠、廿日鼠、鼷、House mouse |
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分類 | 哺乳類 げっ歯目 ネズミ科 |
学名 | Mus musculus |
ハツカネズミは、ペットショップでも見る事がある可愛らしいネズミ。ペットショップで見かけるハツカネズミは、体が白色で目が赤い「アルビノ個体」が多いと思います。
基本的に野生種のハツカネズミは「こげ茶色」をしており、雑食性をしています。
都心部よりも郊外地域で発生することが多く、農家の納屋などに侵入し、食べ物を食い荒らします。
最後に「自分でネズミ駆除をしよう」と考えている人に警告しておきます。飲食店のネズミ駆除は、素人でどうにか出来るものではなく、業者に来てもらうのが一番です。
管理人も雑居ビルに入ってる飲食店のオーナーで、以前ネズミ被害に悩まされた経験がありますが、素人で駆除できるレベルではありませんでした。
下記では素人のネズミ駆除が難しい理由を紹介します。
ネズミの侵入経路は多岐に渡り、素人では特定するのが難しい事があります。侵入経路を特定せずに駆除だけしても、次のネズミが侵入するので、イタチごっこになってしまうだけ。
ネズミの侵入経路 | |||
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排水溝 | 通気口 | 換気扇 | 壁の穴 |
ネズミは一般的に上記のような場所から侵入しますが、分かっていても特定が難しい特徴があります。
素人の場合、取り敢えず「粘着シート」や「殺鼠剤」で対応しますが、これらの扱いは思っているより難しいのが特徴で思わぬ失敗をします。サイト管理人も素人ながら以前に「粘着シート」や「殺鼠剤」でネズミ駆除に挑戦した事があります。
一般的にネズミ駆除で難しいのが粘着シートの扱い。素人考えでは数枚の粘着シートで駆除しますが、ネズミは思った以上に賢いので殆ど空振りに終わります。管理人も5枚セットの粘着シートを設置しましたが、全く引っ掛かりませんでした。
次に粘着シートがダメなら「殺鼠剤を使えば…」というのも素人考え。「え!?殺鼠剤を食べさせるだけじゃないの?」と思っている人は思わぬトラブルを招くことを覚えておきましょう。
下記ではその失敗談を紹介しておきます
ここからは私の失敗談になるので「自分でネズミ駆除をやってみよう」と考えている人は参考にしてください。
上記で紹介した様に、ネズミ取り用の粘着シートで失敗したので、次は殺鼠剤で駆除しようとしました。
設置して数日後、ネズミが殺鼠剤をかじった形跡があり、これで出なくなるだろうと高を括っていましたが、店内の何処かでネズミが死んで、今度はハエやゴキブリが出るようになってしまいました。
厨房の色々な物を退かして死んでいるネズミを探しましたが、全く見つける事はできません。さらに他のネズミも入って来る始末。どうしようもなくなり結局プロの業者に頼んだ経験があります。
業者さんは速攻でネズミが死んでいる場所を見つけ、さらに侵入ルートも特定。次々入って来るネズミを捕らえた時には「最初から頼めばよかった…」と後悔したのを覚えています。
この様にネズミ駆除はプロの業者に頼むのが確実で、最短の工期でネズミが出なくなります。
料金もかかるし「ネズミぐらいで業者を頼むのはちょっと…」と考えている人は被害が拡大するリスクも考えておきましょう。
管理人はネズミ被害が出てから1か月以上頭を抱えていましたが、業者に駆除を頼んで現地調査に来てもらい、それから3日でネズミが出なくなったので、なぜもっと早く頼まなかったのか?と自分を責めました。
現調と見積もり時は「はあ…料金がかかるな…」なんて溜息をつきましたが、いま考えれば安い出費だったと思えるほどです。
結局、素人駆除をすると状況が悪化し、一週間以上店を閉めざるを得ない自体になったので、売り上げ的には大打撃だったのを後悔した出来事でした。